医療資格は変わっていない

日本の医師免許制度は、明治維新後の1874年に医師を免許制とする制度が導入され、その後いくつかの改定が行われてきました。近年は科学や医学の進歩がとても早いため、より複雑になる診療科目に対応できず、今でも日本の医師免許は医師と歯科医師のふたつのみである。
しかし、世界の主要先進国での医師資格制度を見てみると、それぞれ診療科目ごとに医師免許をとることが必要とされています。長年精神科の医師を続けてきた医師が、何の講習も受けずに内科に科目を変更することは出来ません。現在日本にはあまりにも多くの民間資格がありすぎて、必要以上に資格を増やすことは望みません。しかし、医療の職場は「人の命を左右する」責任が重大な仕事であり、今の資格制度には疑問を投げかけずにはいられません。むしろ、今後医師や看護師たちの人材不足を補う為に、看護助手と言う資格を推奨しています。しかし、いくら看護助手として経験を経てもその後に看護師になる為の道筋が整備されておらず、また仕事内容も病院内の清掃や配膳などの単なる雑用係としてしか扱ってもらえない場合もあります。また、看護師の人材不足を解消するには、潜在看護師が復帰しやすい環境をつくることも大切です。
現在の医師や看護師の人材を増やすためには、高額となる医大への学費を少しでも減らさなければなりません。基本知識以外は各科目において免許を発行し、手術などの実務教育が必要の無い科目であれば一般の学生でも能力のあるものならば、家庭を気にしなくて医師の道を目差すことができる筈です。